明日世界が終わるとしても・・・・・・

毒とエログロナンセンスと妄想と  きっと何の役にも立ちません

全私 が泣いた!! いつかまた、ぎっくり腰になった時のための心得と言うか、私的な記録

 

 

まさかまさかの新年になった

暮れのニュースでは大滝詠一さんが亡くなったことを知り、

年が明けてからやしきたかじん死去のニュースを聞くことになるとは

 

人は死ぬんだ・・・・と何を今更な、でも納得できない思いと寂しさとそして痛み始めた足を持て余していた1月6日の夜

 

 

その夜から遡ること2日

1月4日の夕方、切れかかっていた灯油を買いに出かけてポリタンク一つ満タンの18リットルを右手に、買い込んだ食料品とバッグを左手にマンションの一階から自宅のある四階まで一気に上った

美しくも賢くもない代わりに、逃げ足の速さと、腕っぷしの強さだけには自信があったから、何事も起こらなければそんなことは今までひと冬を過ごすのに何度もやったうちの、何度目かに過ぎないはずだったのに、

その時は、筋肉がヘロヘロでヨボヨボになっていて、もっとヨボヨボのダメな方のまさかへ転落した・・・ことに気づくのは、もう少しあと

 

 

1月5日

仰向けで目が覚めた時、ちょうどSサイズのピザぐらいの大きさで右の腰からおしりにかけてがしびれて痛んでいた 

例えるとするならアツアツのピザをペタリと張りつけられたような感覚・・・

何これ??何これ?? と思いながら起きて、その日は昼間に新年会の予定があって支度して出かけた

感覚としてはピザを張りつけた変態のまま一日中過ごす

 

1月6日

腰のピザは冷めて剥がれ落ちたけど、チーズがこびりついているような感覚とともに新年初出勤

車で年始の挨拶回り、運転席から降りて歩き出す時右足に微妙な違和感を覚えつつも七、八軒ほど回って会社に戻ってから、帰宅

昼間の違和感がはっきりとした痛みに代わって、部屋からリビングに移動する時に右足全体に力が入らずしびれるように痛み始める

まさか・・・・・・??が気のせいである事を祈りつつ就寝

 

 

1月7日

早朝、腰と右足のとてつもない痛みで目が覚める

もはやアツアツのピザのチーズごときではないマグマが腰と足の深部で沸々と湧いているような寝返りを打つ事もできず、

激しい疼痛の理由が三日前のポリタンク運搬であることに思い至る

起き上がって歩こうとすると、あまりの痛さに泣くしかできず大人になってから泣くのは何度目か・・・と言っている場合ではないので

仕事を休ませてもらうべく上司に連絡を入れ事情を説明、金曜までの休暇を承認してもらう ただし、本業のみ

どうしても休めない副業については、現場に辿り着けばなんとかなるので夜のシフトに間に合うようにと、体力温存するためにまた寝る

 

1月8日

歩くのと、寝ている姿勢での自発痛が辛い他、椅子に座っているとやや楽なことがわかり

とりあえず昨夜は仕事を終えられたので

医者に行くことにする

普段なら歩いて三分ほどの場所にある整形外科まで、歩いていくのは無謀過ぎたと思い知ったのは、マンションの階段を下りるのに10分以上かかったこと

つえ代わりにした傘につかまって、ようやく下りた時は激しい疲労と痛みで

15歳ぐらいは年寄りになった気がした

しかし、やっと下りた山に再び上る気力もなく、しばし階段の下に座り込んでいたのを立ち上がり医者へ

途中何度も立ち止まり息を整え痛みをこらえなんとかかんとか辿り着いたら、

今まで何度も診てもらっていた高齢の院長ではない人物が・・・・・

いかにも若い・・・・

誰やねん?? 

漫才師の銀シャリの橋本にそっくりな風貌としゃべり方

と、説明したところで地味すぎて誰に伝わるのか誰に伝えたいのか

漫才師ってか、お笑い芸人なら千原ジュニアがよかった・・・

言うてる場合ではなく

橋本似の誰だかわからん医者らしき人物に問診されて、レントゲン撮影をする

横になって斜め向きって拷問としか思えない・・・・超痛い 泣 

そして出来上がったフィルムを見て

「ふんふんふん ああー、典型的なぎっくり腰やね、ヘルニアでもないし、安静にしてるのが一番」って

「仕事は?? あ? 行ったん?? え、あかんよー、無理したら長引くねん、それに医者なんか無理して来たらあかんやんか 」って 

その不機嫌そうな横顔は何よ?? 

確かに私が無理して来なくても、整形外科もリハビリテーション科もいつも大盛況と言っていいご近所では評判の大人気スポットであるので、そう言うのもわからないではないが

副業の仕事は、のっぴきならない事情があってどうしても断れず、7日のシフトをこなせばしばらく休めるから無理したんだし

 

医者に来たのは、これまたのっぴきならない事情で今死ぬわけにはいかなくて、こんな激しい痛みはもしかして、ガンの骨転移とか、脊椎の腫瘍とかだったら大至急整理しとかないといけないことが多すぎて、でも今死ねないのにそんなことになったら絶対困ると思って、痛いのと辛いのと不安とあらゆるものがごっちゃになって、決死の覚悟で下山してきたんじゃないかよ

 

大体信頼してる院長じゃなくて、あんた誰よ?? なんで私が怒られてるかワケわかんないし

・・・・・とは、言わなかったけど、ぎっくり腰ならとりあえずすぐには死なないだろうと思って

薬を五日分と湿布をもらって帰りも荒行をこなすがごとく、6回ぐらいは立ち止まり、5回ぐらいしゃがみ込み痛さでこらえた涙と鼻水で汚らしい顔のままうちに帰った

 

 

1月9日、10日

座っていればなんとかなるので、自宅のパソコンの前で座って過ごす

何度かそろそろ痛くないんじゃないかと思って立って歩き出すと、激しく後悔する

やったことも今後やる予定も全くないけれどハードSMプレイに興じるとこんな感じかと想像してみる

十日の夜の変化として、今まで痺れて疼くような痛み、どこが痛んでるかはっきりわからない陰湿な痛みから

痛みがものすごくはっきりと表在化してくる 

右のおしりと足の太ももからすねまで、その表面で陽気なブラジリアンたちがサンバを踊っているような感じ

って、痛い事には何ら変わりないけど

 

1月11日

  

相変わらずサンバチームは踊っている もうそろそろどっか行って欲しい

鎮痛剤は胃を荒らすから、絶対に空腹時に飲まないようにと、橋本に言われたけど

あまりモノを食べる気になれなくて、いい機会だからこの際ぎっくり腰ダイエットとか??と、すきっ腹のまま飲んでたら案の定来た来た

胃が痛い・・・・・・

胃も と言った方が正確か

胃が荒れても、腰と足の痛みが治まればいいけど、効いてるんだかいないんだか

 

 

 

 

一応17日まで、土日は休業日なので19日までの休暇を改めてもらったのでなんとかその間に通常の状態に戻れるように

今日、父が生前使っていた杖を実家に行って借りてきた 

実際の支えにはもちろん、それが魔法の杖になればいいのにと思っている

 

 

 ぎっくり腰回復までの長い道の途中 の 記録