さんま今回もコントだけ 18回目 そのどSっぷりを堪能する
本当は二月に行く予定だった明石家さんまのコントの大阪公演
出演者の一人、村上ショージが急性肝炎と診断され、緊急入院により公演延期
先日、その振替の公演に行ってきた
プラチナチケットと言われていても不思議と手に入ると言うよりも
どうしても行きたい公演のチケット入手のための手段のいくつかの策を講じても席順までは運を天にまかせるしか仕方がないんだけど、三年連続で前から三列目、三列目、そして今年は二列目ほぼ真ん中の席ゲット♪
ああこれはそう言う巡り合わせ・・・と思う事が人生には何度かあるうちの何度目かわからないけど今回もまさにそう思った
そう言うがどう言うことか、まさにって何がかと言葉で説明できるようならば、きっと私はもっと出世していると言うような古い例えが思い浮かぶ
どS とか、どアホとか、どあつかましいとか、どびつこいとか、何かを強調する時のどは、関西人なのでネイティブに使いこなす自信がある
でも本音のところ テレビや舞台のパフォーマーたちの言葉ではなく、一般人が口にする時、その強調の仕方にも性癖カミングアウトネタ的に使用される言葉として賛同できない「どS」は「どM 」と共に 聞きたくなくて使いたくない言葉ランキングぶっちぎりのトップ・・・・もちろん私の中でだけ
過ぎたるは及ばざるがごとし??? 何言うてんねん?? アホか、過ぎたもん勝ちじゃ!!
もっかい早よせー、お客さん待ってはるやないか、アホっ!!大事なとこで何噛んでんねん??
もっかいちゃんと言え、もっかいじゃ最初から!! はいそこなんで間違えてんねん、もう一回!! もう一回!! もう一回!! もう一回!! と
どこまでがしつらえられた脚本で、どこまでが演出で、何がアドリブか素人にわかるはずもないのに、キングから放たれる言葉を反芻し聞いていると、体中の細胞がもう勝手にどMになったかのように従順なしもべと化す キングとその仲間たちを見上げる客席のうちの一人の私
その日も、顔面麻痺中であったけれど眼帯プレイはせずにいて片目が見えづらいことの作用はマゾヒスティックに
容赦のないサービス精神の発露、リピート攻撃のキングは絶対に倒せないラスボスのサディスティックさで観客にグイグイ迫ってくる
そうだったそうだった一昨年初めて行った時、終演時刻を30分以上オーバーしても尚、観客を楽しませるための攻撃の手を少しも緩めようとしないストイックさに圧倒されてこれから絶対何が何でも毎年見に来ようと心に誓ったのだ
誓いなんて大体が破られる、そういう風にしかなっていないいい加減な人生で、演者に何かあるか、自分に何かあるか、地球に何かあるか以外守れそうな唯一の誓い
・・・・・それが演者の手口、と言われればそうなのかも知れない
自分だけはオレオレ詐欺に騙されないと思っていて、ころっと騙されるパターンの単細胞だってだけなのかも知れない
しつこさとサディスティックさは明石家さんまの本質であり芸だと思うし
それが好きか嫌いかは意見が分かれるところで、
もしつきあって欲しいと言われても無理無理無理無理ーーーーーマジ無理!! あり得ないとなる破壊力絶大のウィークポイントも、観る分にはどこまでも近くで、飽きるまでやって欲しいし、ツボを押し続けて欲しいと思わせるキングの魔力、もしくは魅力
今回のコントの題材のひとつ、サウンドオブミュージック、ドレミの歌を替え歌で歌うシーンで
ファーは ファッションマッサージ~~~ って、客席みんなも言わされて、
ファッションマッサージって言う語感のバカバカしさと、それをホールにいる人間たちが大声で叫ぶグルーヴ感・・・・・
ほんと楽しかった、楽しくて楽しくてその日そう思える自分がいられてよかったって思った
色々あるのが人生と思ったって予想もできないことばかりで、って今年私はそんなことを何度も言う羽目になるとは思いもしなかった
痛む足で、見えづらい目で、次は何が?? と身構えたってどうにもならず
なったもんは仕方ない、とりあえず馬には乗ってみよ、人には添うてみよ、と言う感じで生きている
あとどれくらいどSのイベントは続いていくのか、それに自分がどこまで参加できるのか確約なんてないけども、来年もその場所にいる自分を想像して
予定時間を45分もオーバーして間違いなく刹那の快楽が生まれ続け凝縮していたと振り返って思うの記