明日世界が終わるとしても・・・・・・

毒とエログロナンセンスと妄想と  きっと何の役にも立ちません

Dカップぐらいに 小さくなりたい

・・・・・・・って、今いったいどれぐらいデカイのかは聞かなかったけど、

 

153センチで 45キロくらいだったのに 今は20キロも太ってさーと

 

先週久しぶりに、たぶん2年ぶりくらいに会った友人パピコの近況を聞いている時、

 

昔より太ったやろ??

だから胸の開いた服とか、エッチに見えるから着られへんねん、と

 

胸を揺らしながら そう言ったので

 

へーそうなん、と 言いながら 実は 全然別の事を考えていた

買ったまま放置していた本を眠れない夜に読んだせい

 

 

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29歳で若年性乳ガンになった編集者 松 さや香さんの実録 女の生き様 

 

『 彼女失格 恋してるだとか ガンだとか 』

 

 

それは 松 さんの 人柄によるところも大きいのだろうけどと言っても著者の事を何も知らないに等しいいつもの勝手な共感や勝手な思い込みだけが先走った人物像とサルの読後感で言ってしまえば

そこに書かれていたのは ありがちな闘病記ではなく

病気を克服するためと言う大義名分に、むやみに力んでいたり 逆にスカスカの感じでもなく

客観性と充分なサービス精神と伝えたいのだと言う思い

確かな品質、なんて言うのは同じ病を得た人間でも、編集者でもない私が言うのは大変おこがましいけれど

自然と共鳴して、胸の中で静かな音色でずっと鐘が鳴っているような感覚

 病気の話はもちろん、それ以上にもっと恋の話も それこそありきたりな言葉でしか言えないけど

じわっとしびれた

  

10代のある時期 

 私は 親や周りの大人に言わせれば ただの出来そこないで どうしようもない不良で 

 自覚していたのは低能でパンクス( 見習い ) 

そして「 ガンノイローゼ  」 だった 

 

今から思えば怪我をした事もさせた事もなく過ぎた過去フラフラと歩いていた夜の街や免許とってすぐの高速道路で 死んでもおかしくないと言う目にも何度かあったけど

 でもそんなことは一瞬の恐怖で 過ぎればもう他人事のようで実感もなく

 ただただ「 ガンで死ぬこと 」だけがひたすら怖かった

 

その特定、限定された疾病恐怖から脱却して 何の根拠もなく不死身に思える日もある今となっては

 なんでそれについてのみだけが怖かったのか??って感じ 

要するに今よりももっともっと圧倒的に知恵が足りなかったという、情けない状況だったと言うことに他ならないのだろうけど

 

乳ガンに関してだと 胸が大きいと罹患するリスクが高まる

 ・・・ってことらしくじゃあ自分のリスクはほどほどなのかって言うとまぁリスクにほどほどもそこそこもあったもんじゃないわけで

もちろんそれだけの要因ではなく、

 

出産未経験(含む未婚) 

高齢出産経験がある 

社会的な階層が高い(高学歴) 

家族に乳がんの人がいる 

乳腺疾患の既往 

多量の飲酒  

 

など 要因としてはいくつもあるし、それらにまったく当てはまらなくても罹患する事もある

 

家族性乳ガンの因子を持つアンジェリーナジョリーが乳房を予防的に切除したニュースはもうすでに新しいニュースでもないけど

予防・・???確かに切り取れば乳ガンは予防できるとしても、他の臓器は??って思ったし、すべてのガンに対してどういうスタンスでいる事が正しいのかわからない

ただ 乳がんは、唯一、自分で発見可能なガンとして気を配る事ができて発見した場合の対処にとりかかりやすい

・・・・らしい 

うんそれぐらいは知ってる ノイローゼだった時分厚い医学書の各種のガンのページ丸暗記するぐらい読んだから

前立腺ガンとか自分には関係ないのに覚える事で邪気を払えると思っていたような黒歴史 

 

Dカップくらいにはなりたいと言う、私より年下のパピコの表情を見ながら 私が彼女のガンを心配する理由もないかも知れないし、

何よりも心配するなら自分のこと、なんだろうけど

で 松さんと言う人、書かれた文章に魅力を感じた だけどだからと言ってガン検診の必要性を語ろうとは思わない

理由もなくおびえる事はなくなったけど、予防するにせよ罹患して治療するにせよ正面切って対峙するには手ごわ過ぎるし早期発見が必ずしも善とも思えない 

何でもはすにかまえて入るタイプなのでってそんなの関係ないか

 

 

パピコに少しだけ 読んだ本の事と 私の話をした

 

神妙な顔で聞いていた彼女は わかった ありがとう、気ーつけるわ

ねーさんも気をつけてよ また一緒に遊ぼう♪

それに 今度会う時までに頑張ってダイエットするから!!!

Dカップ・・・Cぐらいでもいいかなと 

 

と言う笑顔は無敵にも思えてその後ろ姿を見送りながら、なんかこの頃はやたら胸のことばかり考えていてある意味のおっぱい星人と言えるかも知れないけど、気楽なようでいて全然そうでもなく問題山積みなままで見つかっていないからわからないけどもしガンじゃないとしてもただ生きるって事に喘いでいる・・・・喘いでと書いてみてもエロチックな要素は今日も皆無・・・・・