明日世界が終わるとしても・・・・・・

毒とエログロナンセンスと妄想と  きっと何の役にも立ちません

眼帯プレイ始めました

わざわざ プレイ、って名前をつけるなら本格的に楽しまなければいかんなと思っていたりするわけだけれど、

事態は私にとってだけ深刻で何でこんな目に合うのか、夕べ三本目の酎ハイを飲みながら考えていたことなどを少し

 

ちょっと脳神経外科に行ってきた

普段からひどい近視と乱視なので、視力はコンタクトかメガネで矯正しなければ、日常生活は成り立たない

矯正できている状態での目の時々の不具合はまぁ、疲れ目とか充血とかだけど

特に直近に酷使したとか思いた当たることもなく、不意にと言うとあまりにも本当に不意に、右目だけ遠くがかすんで見えた そして目の表面がものすごく痛い

かすんで見える前一日くらい舌の右端がしびれる症状が出て、味覚もおかしい・・

それってまさかもしや

万一脳みその不具合であるとすれば、右利きの私の右半身が使えなくる事態も考えなくてはいかんのか??

だとしたら相当やっかいな状態のはじまり、医者嫌いとか言ってる場合ではないので

職場と家のちょうど真ん中付近の場所に新しく出来た医者に行ってみた

骨格筋肉内臓についての弱い部分は気づきやすく自覚しやすかったため耐え切れない状態になればその都度メンテナンスをしてきたけれど、

毛の生えた心臓と、カラカラと干からびて縮んだ音のしそうな脳みそがどうとかなることだけは思い及ばなかった人生はきっとまぬけで平和で幸せだったんだと思い知りつつ待合室へ

自分に縁がなかったと言うただそれだけで、他の患者さんなんかいるのかなと思いきや待合所は意外と混んでいて、最新のMRI機器導入が売り文句のためか予約受付の電話も頻繁にかかってきていた

しばらく待たされて診察室に呼ばれて入ると あれこれ問診したあと、確かに脳の異変が危惧される状態と思われるので、じゃあすぐに脳の検査を・・・・と言われてそんな今すぐにですか? そりゃ一応来ては見ましたが心の準備とか全然してきてないのに、今日きて今日、やっぱりMRI撮らなきゃいけないぐらい症状は不穏なのかと、冗談じゃなく目の前がますますかすんでいく気持ちをどうしようもなかった

MRIは、今年一月ヘルニアの診断確定の時に生まれて初めて受けたけど、その時の看護師さんと、技師の人からの丁寧な注意事項に比べて、

頭と頸部限定と言う事もあるのか、検査着に着替えることもなくはいていたジーンズもそのまま、ここを頭に寝て下さいと言われるままに横になったら、すかさずヘッドホンで耳を塞がれ そのヘッドホンをまた何かで定された上、フェンシングで使う仮面?? に似たものを顔の上に乗せて固定され、ちょっとガッチリしすぎちゃうん??こんな状態と気持ちで暴れませんって、仮面の固定は予想外過ぎる・・・・・違和感バリバリ、心臓の動きも勝手に早まって息苦しさを覚える

そしたらダメ押しするように 以前のヘルニアの時みたいに 

「狭いところは大丈夫ですか??途中で気分が悪くなったら握ったレバーの先のボタンを押して合図してください」とか、の言葉も一切ないまま、有無を言わさず囚われの身となってシューシュシューーと滑るように筒の中へ

本来の医者嫌いもあったし、確定診断の前に大騒ぎするのが嫌だと言う個人的な理由で、急な体調の異変も その日そこを受診することを周りの誰一人として知らせていないままだったから、

もしも万が一筒の中にいる時巨大地震が起きたら、そしてそのまま亡骸になるような事になっても、行方不明のまま家族に友人知人に知られる事もなく探してもらえる当てもない・・・・・・・

19年前の被災地、そこにいた私は幸いこうやって生き延びてこられたけれどあの大震災のとてつもない衝撃の実体験を、こんな形で再び呼び覚まされたくはなかったし、思い起こすことも不謹慎なのかどうなのか、

浮かんできたその感情も浮かんできたと今ここに記す事が不作法で非常識なのかもわからないぐらい脳細胞もシナプスもきっと不活発不活性な事は検査をしなくてもわかってる

それはいいとして、

その筒の中で、地震の恐怖と共に っていうかこれはもしかしたら、何かの陰謀で人体実験のためのサンプルにされるのかも知れない

医者も看護師も受け付けの人たちも患者風に見えた人もみんなグルで、私を捉えて腎臓も肝臓も心臓も取り出して売り飛ばされるのではなかろうかと、

脳に起きているかもしれない異変よりもそっちが本気で怖くてたまらなくなった

・・・・何考えてんねんアホか、そんなしょーもないことあるわけないやんと自分に突っ込む余裕もないぐらいにマジで

人生初のMRI体験の時は、びっくりするぐらいリラックスしてたのに、このメンタルの脆弱化はなんやねん??

美容院も病院も、医者も検査も大嫌いなクセに事が事だけに消去法として最悪の状態から否定するために、足を踏み入れた場所だとしてもその状態HPは地獄的なマイナス、ダメージを何かにたとえるなら、筒の中から無事出られたとしても、地獄のミサワのうざキャラみたいなセンターパーツの顔面に変形している悲劇と同様・・・・

わかりづらい上に面白くもないけどでもそれこそがその時の本心

まったくどうでもいいことだけど美しくない自分の顔でも取り替えてやると言われたらミサワはお断りしたいし、筒の中からリアルワールドに生還したいあまり、脳の異変が見つからないよう事を祈るのも忘れていた

何やねん何言うてんねん私は

 

とにもかくにも、渦巻くのは地震と人体実験と・・・

絶対無事生還するために唱えるお経も讃美歌も思い浮かばず、とにかく20分程度で解放された

ヨロヨロと立ち上がり、また待合室へ

再び診察室に入るまで、自分の脳が何のどんな機能を失いつつあると診断されるのか、もしセカンドオピニオンやサードの診断をゆだねるとするなら信頼できる医者を紹介してもらえそうな友人を思い浮かべようとしたけど、うまくいかなかいまま呼ばれて医者の前に座った

 

パソコンの画面に詳細な画像がいくつも展開されて顔面上下左右と、脳の輪切り、血管のあれこれについて、ひとつひとつ説明を受けた

血管に出血、梗塞、コブはなし、脳の委縮なし、脳、目、耳、鼻部位に腫瘍なども見当たらず・・・・・

右顔面目の周り、頬と口の表情筋の動きに硬縮あり、右目がキチンと閉じられていない事によるドライアイ、目の調節機能低下

病状として診断すると「 突発性顔面神経麻痺 」 と言う事らしかった

脳の不可逆的な器質的病変が理由の症状ではない、と言うのはありがたかった、けど

左右の視力矯正が極端にアンバランスになって、半端なくものすごく疲れる

などと言ったら 同じような経緯で治療の難しい病気が発見されて闘病を余儀なくされている人たちに対して申し訳ないのかも知れないし、バチが当たるかもだけど

 

顔のゆがみには自分で気づけなかったぐらいだから、現況それほど目立つものではないけれど、もう少しひどくなる可能性はあると言われ、唇は歪んで食事がしにくいし、右目は閉じにくいし、両目だと見えづらいので眼帯装着・・・・

 

そして仕事に行ったら

杖プレイ ← ( この前のヘルニアの時、杖ついて出勤したら 同僚にそう言われた)も超びっくりしたけど、今度は眼帯プレイ?? と、アスカって呼んであげるね♪と言われた

 

 アスカねぇ

まあねぇ、それに乗れる気分ではないけどもお望みとあらばコスプレもオッケーだからと返事したけど、たぶん聞いてなかっただろうし、この不自由さをわかってもらえるともわかってもらおうとも思えなくて溜息をひとつ

 

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