セックスはしなさい 犬は撫でなさい 夢はそろそろあきらめなさい
セックスはしなさい 犬は撫でなさい 夢はそろそろあきらめなさい
愛人になりたいランキングを決めるなら第8位ぐらい の 佐々木あらら 作
三年くらい前の 短歌
またもや勝手に引用して もし関係各所に失礼があれば謝るので大目に見て下さい
夢は どこまでいっても 夢 だと思っていた
どこかの誰かみたいに、夢は見るものじゃなくて、叶えるものなんて
寝言は寝て言えって思っていた
苦しさとやりきれなさと息苦しさと それらを束の間忘れるために、起きて見る夢がセックスだと思っていた
乾く間もないほど溺れてしまえるほど、飽きずに繋がりあえるほどの時間はないのがオトナで
いつだってそれは泡沫で
だからこそどんないやらしさもオッケーと思うような
深まっていく秋に 他人はどんな風に絡み合っているのか
どんなに求めても溶けてひとつになれない事がもどかしくてまた抱き合うのかも知れない